桐朋生物部のブログ

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琵琶湖合宿最終日

<13日…5日目>
いよいよ合宿採集日です。これでタイピング地獄から解放される!
 
昨日の採集でグーナーグループが行った水路が、思いのほか良い成果であったので、採集熱心な中二の後輩たち(昨日はmomoのグループだったのでまともに採集できず)は東京に帰る前に一度行っておきたいと言い、この日朝5時起きでその水路まで行ってきたそうです。僕も行きたかったんですが、寝たのが朝3時だったので体力的に行けず…。前日それなりに採集しましたが、まだまだ生き物は生息していたようです。
 
<水路2回目>
・アブラボテ…20くらい
アカハライモリ2匹。恐らく昨日のと同じ個体。
カワムツ1。でかかった。
・ドブガイ…510。かなり立派。
その他
イメージ 1
でかいカワムツ。綺麗な婚姻色出してます。
 
イメージ 2
立派なドブガイ。ここまで大きいものは滅多にありません。
 
その後全員で朝食。荷物をまとめ、9時過ぎに宿を出発しました。まずは京都駅に行き、そこから新幹線で東京に向かいました。東京駅で解散となり、一部の人は学校に行き、愛しのイワトコを水槽に移したりしました。毎年持ち帰った生き物は数日後に全滅するという、本当に無駄なことをしていましたが、イワトコは体力があったのか、16日の時点でまだ生きていました。このまま大切に飼育して、将来的には繁殖なんかもできればいいなと思います。タナゴ類も大きいのだけ持ち帰りましたが、学校についた時点で5匹ほど☆に。他のは生きてましたが、持ち帰った中二の話によると数日後にはほぼ全滅に近い状態になったそうです。
 
イメージ 3
         タナゴ。ほとんどがアブラボテで、少しヤリタナゴが混ざっているようです。
 
 
今回の合宿は今までにない人数の多さに加え、運悪くちょうど台風と重なっていたので、準備が大変だったり、予定が変更されたりと、本当に忙しい合宿でしたがなんとか無事に終わったので良かったです。自分たちで捕ったアユを食べたり、川で泳いだりと、中学生たちは普段できない経験ができて良かったのではないかと思います。生物的な面でいえば、イワトコナマズやハス、ウツセミカジカという琵琶湖固有種に出会えただけでなく、東京では滅多に捕れないアユや、絶滅したとされるタナゴに出会えたので、琵琶湖に来た甲斐がありました。いろんな面で今回の合宿は成功したと言ってよいでしょう。この合宿で得た貴重な経験を今後の生物部の活動に生かしていってほしいと思います。