桐朋生物部のブログ

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大学見学

momoです。先日20日に生物部OBの岡部正隆さんが勤める慈恵会医科大学を見学させて頂きました。今日はそのことを書きたいと思います。
参加したのは高校生7人と顧問の合計8人。

実は去年の冬も慈恵大には見学に行かせていただいたことがあり、
ぼくやグーナー、アメフラシはお邪魔するのは二回目です。
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まず訪れたのは、熱帯医学講座という研究室。ここではマラリアなどの病原虫の研究をしており、同じく桐朋OBの西野さんという方が勤めています。
ここでマラリアについての解説をうけた後、実際にマラリアに感染したマウスの血液や、その他様々な病原体を顕微鏡で見せていただきました。
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実験用のマウス。この中の一匹にマラリアを感染させて、その血液を見せてもらいました。
マラリアは動物の赤血球を食べる原虫の一種で、顕微鏡で見ると赤血球のなかで増殖しているマラリアをみることができました。
マラリア自体は蚊と人間のように二種類の宿主がいないと生きていけない弱い生き物なのに、根絶がいかに難しいかという話はとても面白かったです。

次に岡部さんの研究室に行きました。岡部さんのご専門は発生学で、その延長で魚類から人類への進化を研究するようになったという話をしてくださいました。
ちなみに今年の桐朋祭のテーマが「進化」だったのは前回聞いた同じ話に影響されてなくもないです。
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話を聞いている図。
ここは実験用のゼブラダニオやポリプテルスセネガルスを飼育している部屋です。羨ましいっ!!
こういう魚類を飼育する方法は生物部時代に培ったそうです。

その後も輪切りの標本を作る装置や電子顕微鏡など大学の研究室ならではの夢のような機器の数々を見させていただきました。
丸一日、とてつもなく貴重な経験が出来たと思います。

岡部さんの研究についてはこちらに詳しく書いてあります。
http://www.okabelab.jp/


さて、23日は涸沼、大洗への採集旅行(顧問は不参加)に出発です。
向こうではこんどこそ現地で更新ができる…かも?