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ハイギョの夏眠実験に関する一考察

どうも、またまたLaohです。今日、2回目を計画しているハイギョの夏眠実験で、少し進展があったので報告しようと思います。ちなみに、写真はありません。まだ構想段階ですので。
 
今日、サレジオ学院の文化祭の帰り、本屋に寄っていて、さりげなくとある本を手にとりました。
「極限生物摩訶ふしぎ図鑑」(北村雄一著、保育社)
というやつです。
どんなのが載ってるんだろうな~と思いながらページをめくっていると、なんと2番目にハイギョ、しかも僕がやろうとしているプロトプテルス・エチオピクスが!極限を生きる生物を集めた本なので、ハイギョの場合はもちろん、乾期という極限を生きるための、夏眠について詳しく書かれていました。
 
それによると、ハイギョは夏眠中やはり粘膜を固めて繭を作る様子。僕がやった実験(中途半端にヌルヌルしていた)とは違う結果になるようです。そして驚いたのは、繭の表面に無数の小さな穴があいていて、それを通して呼吸するということ。
さらに、イラストを見ると、ハイギョは縦向きに丸まっていました。ネットでひたすら調べたときから気にはなっていたんですが、どうやらハイギョは縦向きに丸まって繭を作ることが多いようです。僕がやった実験の場合、泥が少なかったので、横向きになるしかなかったんでしょうね。次回は泥の量を4、5倍に増やす必要がありそうです。あと、エチオピクスの場合、夏眠に耐えられる期間は10カ月程度までらしいです。
 
他にもいろいろと書かれていて、第2回の観察実験を行う上で、とてもいい有力情報になりました。エチオピクスメインで書いてくれてるところもありがたい…。これで希望が持てそうですね。