桐朋生物部のブログ

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ナマズ(Silurus asotus)

どうもLaohです。久しぶりの淡水魚図鑑ですね。今日は非常に有名な魚、ナマズを紹介したいと思います。
 
名前は誰もが聞いたことがあると思いますが、見たことのある人は多くないと思います。実際、生物部の採集でもナマズはあまり捕れません。学校近くの川では季節になると稚魚が確実に捕れますが、それ以外では確実に生息が確認できている場所はないんです。琵琶湖合宿や、多摩川で捕れたこともあります。現在飼育しているのは夏休み前に多摩川でつかまえたものです。
 
僕が中一の時生物部に入ってから、このナマズという魚は常に部室にいたような気がします。しかし、毎年別の個体に変わり、大きさも大きくなったり小さくなったり。長期飼育できたためしがないんですよね。だから、毎年桐朋祭で展示していますが、毎年違う個体だったり。今思い出せるだけでも8匹くらい見届けましたかね…。ちょっと例を挙げてみました。
 
カムルチーと同様に裏流通ルートで入手した個体(桐朋祭用)は、餌付くことなく餓死。
同じく購入個体で餌付いた奴もいたが、同居していたフナを食べた後胃に詰まらせて死亡。
グーナーが中3の時にタモ網で奇跡的に捕獲した60㎝クラスの個体は病死。
僕が中2の時に学校近くの川でつかまえた片目なしの個体は蒸発。
去年同じ川でつかまえた個体は10㎝から30㎝位までに成長し、飛び出して死亡。
などなど。現在飼育中の個体はなんとしてでも大きく育ててやりたいです。
 
 
ナマズ Silurus asotus】
・全長…60㎝。もっと大きいのもいるらしい。
 
・分布…日本全国に分布。
 
・生息地…中流下流。湖沼。泥底の環境を好むくせに、水の汚れには比較的弱い。まあ泥にも綺麗、汚いとかあるんでしょうけど。
 
・繁殖期…5~6月。そのため、毎年桐朋祭後に学校近くのポイントに行くと、稚魚が多数みられる。
 
・備考…小骨がなく、白身でおいしいらしい。いつか是非食べてみたい。今生物部にいるのは鮒次郎が多摩川でつかまえたもの。以前採集記でも書いたはず…。最初2匹いて、兄弟みたいだったが残念ながら今は1匹に。今まで飼育してきたナマズの中で最もよく人慣れしている気がする。
 
 
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