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カイコ繁殖①

こんばんは。マンファリです。
昨日バラムンディの説明にもあったように余った実験用カイコは頂き、学校へ持ち帰りました。
なぜかというと繁殖のためです。
カイコというのは本来茶色いクワコと呼ばれる蛾を品種改良して、幼虫のうちは自ら移動することなく、成虫になると羽が有っても飛べなくさせたものです。さらに病気にとても弱いなどと多くのデメリットを抱えていますが、繁殖力がとても強いというメリットもあります。具体的には一回の産卵で500~900の卵を産むようです。

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(交尾中のカイコ)
さて、卵についてなのですが、カイコの卵には2種類あります。休眠卵と非休眠卵です。
まず、休眠卵とは黒ずんだ卵でこのまま越冬します。そして越冬が終わり桑の葉が芽吹くと同時に孵化します。
非休眠卵とは鮮やかな黄色をしており越冬しない卵で15日ほどで孵化します。
無事にペアリングをしてくれたので、まずは無事産卵してくれるのを祈るだけです。

このように素晴らしい実験をさせて頂いたうえに、カイコまで提供して頂いた安田学園、東京生物クラブ連盟の皆さん。この場を借りてお礼申し上げます。