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みやばやしの昆虫 アオマツムシ

マンファリです。今日も昆虫を紹介します。
今日紹介するのはアオマツムシです。マツムシとはまた別の種類です。
イメージ 1

(自宅にて)
和  名:アオマツムシ
学  名:Truljalia hibinonis
国外分布:本州、四国、九州
国外分布:中国南部

生態
卵は6月頃に孵化します。そして成虫は8月~11月に発生し卵を産みます。卵の状態で越冬し翌年の6月に孵化します。
アオマツムシは中国南部からの外来種で日本にはいってきたのは明治時代といわれています。産卵場所は主に木の枝なので中国から果樹等を輸入した際に移入したといわれています。
マツムシは羽が2枚なのに対しアオマツムシは4枚有ります。つまり飛べるため生息域を爆発的な勢いで広げています。
さらに市外の緑化に伴い植木の運搬が盛んに行われたため1950年代では東京近郊にしか生息していなかったのが1970年代に関東全域に1990年代には本州と高知に、そして2000年代に九州と四国にまで広がっています。
マツムシの食草はサクラやツバキ等ですが産卵場所は木の枝だけでなくガードレールの隙間や屋根裏など多少湿気があればどこにでも産卵します。
灯下によく集まります。

鳴き声
マツムシはチョン・チョン・スイチョンとなきますがアオマツムシはリーリーリーと鳴きます。人家の植え込み等で鳴いているのはおそらく全てこのアオマツムシだと思います。