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伊豆旅行 2日目

こんにちは、アカハナに記事を書く担当を押し付けられたジョニィです。
今日はアカハナ君と合流する日です。10時に駅に集合し、今日いつどこに行くかなどを簡単に話し合い、採集場所に向かいました。
まず行くのは、一日目http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/19174833.htmlの夜間に行ったあの手のひら弱サイズのメジナを捕ったほうの磯です。イメージ 1
採集風景
採集をしていくと、ドロメ、アゴハゼばかり網に入ってきます。
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アゴハゼ
他に採れた魚は、
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ハオコゼ、
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などの他、カジカの仲間などがとれました。アカハナはウバウオに逃げられたと言っていましたが果たして本当なのでしょうか。

次にいったのは、あのベロバ海岸です。一日目の午後撮った写真と比較してみると、
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ベロバ海岸の干満の差
すごいですね。同じ場所とは思えません。右の写真は二日目の干潮時に撮影したものです。この写真を撮った後、すぐに採集を開始しました。
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採集風景
やはり、干潮時の採集はやりやすいです。しかし、採れるのは、トビイトギンポや、
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ダイナンギンポ
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赤いダイナンギンポ←アカハナがとって喜んでた
など、魚とは思えないような形をしたものしか採れません。
「魚の形をした魚をとりたい!」と叫んだジョニィの網に…
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が入ってきてくれました! しかしそれだけでは終わりません。
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ムカデメリベ
…魚の形してないしそもそも魚じゃないじゃん、と思った方も多いでしょう。まあ確かにその通り、こいつはメリベウミウシというウミウシの仲間です。ではなぜ僕はこんなに喜んでいるのかというと、それは某放送局N〇Kの番組『ダー〇ィンが来た!』のウミウシの回でこのムカデメリベを見て以来、ずっと採りたいと思っていたからです。いや、嬉しい。試しに匂いを嗅いでみると、うっ、となるような匂いが鼻をつきました。後日調べてみるとこのウミウシの匂いは結構有名らしく、柑橘系とかフルーティーとか評されているのですが、そんなことは ―いや少なくともこの個体は― ありませんでした。
ちなみにこの個体、現在部で飼育中です。
そしていつものパターン、気が付いたらいい時間。たけずお勧めの食堂でお勧めの鯵丼をいただきました。
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昼ごはんに食べた鯵丼
おいしい、の一言です。温かいご飯の上に、鯵の刺身が、さらにその上にたっぷりのミョウガがまぶしてあります。アカハナが食べて天丼も美味しそうで、とても良い食堂でした。たけず君、ありがとう。
時の流れというのは速いもので、昼食を終えたらこの楽しかった伊豆の地ともお別れです。とその前に、実は昨日の夜間採集の時に漁港に罠を仕掛けておいたのですが、それを引き揚げに行きました。何もとれないだろうと思っていたのですが、結果は
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魚を殺しそうな商品名のかご網の中に仕掛けたアジの身に集まっていました。
左下のカニがフタバベニツケガニで、サザエの中にいるのはホンヤドカリの仲間だと思います。他は分かりません。
でも魚が捕りたかった…

まあこんな感じで終わりですね。今回の旅行全体の成果です。

〇成果(判別できた種のみ)
 ムギイワシ
 ムラソイ(目視)
 ハオコゼ
 ウバウオ
 ダイナンギンポ 
 トビイトギンポ
 アゴハゼ
 ドロメ
 スミウキゴリ
 アミメハギ(目視)
 ウミナメクジ
 ムカデメリベ
 フタバベニツケガニ

さいごに… 
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伊豆へ来た喜びを全身で表現するアカハナ

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