桐朋生物部のブログ

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アカハライモリの求愛ダンス

どうも、コムです。
昼休みのこと。毎日の日課で、部室まで足を運びました。
すると、アカハライモリの雄が一匹、求愛ダンスを行っていたんです!

アカハライモリといえば、昨年産卵させようとして、冷蔵庫に入れたりしたが、結局産卵どころか求愛さえしなかったのですが、ここにきてついにやってくれました。
急いでカメラを教室まで取りにいくと、もう求愛行動をしていませんでした。
Funajiroさんによるとどうも、メスに逃げられてしまったらしいです。

しかし、メスが戻ってくるやいなや、またアタックをしかけました。勇気あるもんです。
動画がとれたので乗せます。


尾を震わせているのがオスです。
この求愛ダンスによって、オスはメスにソデフリンというフェロモンを出して刺激します。
因みにこのフェロモンの名前は万葉集にある歌、「茜さす紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」にちなんでつけられたそうです。
また、動画をみていただけるとわかると思いますが、オスがメスの頭を後ろ足で押さえつけています。これは、西日本のほうのアカハライモリが多くとる行動だそうで、このイモリは琵琶湖産なのでまさにそうなんです。

まぁ、結局ダメだったようです。
求愛はなかなか成功しないそうです。

その後、放課後にも見てみましたが何も行われず。

水温が10℃で低いので、ヒーターを使って15度くらいまであげることにしましたが、自然では、繁殖期以外で求愛行動を行ったとしても春になるまで産卵は行われないそうです。
なので、これが失敗したときのために一応、オス一匹とメス1匹を別の水槽に入れて常温で春まで待たせる組も用意しました。

今度こそ産卵してくれるといいのですが・・・・