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透明標本 鳥類編 第一章二節

 こんにちは。高二のマルコヴィッチです。
 今回は、皮剥ぎと内臓の摘出を行いました。よって内臓の映像が大量に写ります。
苦手な人は注意して下さい。
 
 まず、ホルマリン漬けにしておいた鳥を取り出します。昨日Laohさんが大きな容器
に移しておいてくれました。
イメージ 1
↑浮いているのは片翼
 これらを取り出して、皮を剥がしていきます。手伝ってくれたのはLaohさんと高二の二人です。
マルコヴィッチは、この日のためにマスクを用意し、ホルマリンの臭いに耐えていましたが、
二人は臭いに目をやられていました。下準備と、根性が足りませんね。根性が。
イメージ 2
↑皮が剥けたヒヨコ(マルコヴィッチ作)
 その後内臓を摘出します。最初は肛門近く1㎝の部分を切って取りだそうとしましたが、
内臓がホルマリンで固定されているせいか、なかなか引っ張り出せず、仕方なくマルコヴィッチ
の扱ったヒヨコだけは、腹を大幅に裂いて、内臓を全部引っ張り出しました。なぜ他のヒヨコ達でも
行わなかったのかと言うと、前回のマウスを使った実験の時に、やはり腹をかなり裂いて
その後の処理を行った所、胴と頭が分かれるという事態になってしまったからです。
とはいっても、内臓をとったものも作りたかったので、私の扱ったヒヨコだけ、実験的に
↓の写真のようにしてみました。
イメージ 3
↑腹の部分が空洞になっている。
この作業を行う間、胃がうまく取れたので写真を載せます。
イメージ 4
↑つまんでいるのが胃の部分 赤い管の様なものが食道
 
 処置を終えた三匹のヒヨコは、水につけて置きました。次回から、エタノール処理に移ります。
 
 ではまた。