桐朋生物部のブログ

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春の校内散策

どうも、コムです。
昨日の3/24は桐朋の終業日で、中三生は卒業です。
といっても高校にエスカレーターするだけですが。

さて、午後は時間があったので校内を散策しました。
部室にいた全員呼んだので、メンバーは高一1人、中三2人、中二4人、中一3人くらい。
まずは、校内にあるひょうたん池に向かいました。
途中でヒキガエルに会います
イメージ 1
(アズマヒキガエル
産卵後の春眠中でしょうか。木の下にいました。
そっと木をもとに戻して、ひょうたん池へ。
池にはヒキガエルの卵塊やヤマアカガエルの卵塊がありました。
イメージ 2
                 (アズマヒキガエルの卵塊)
ヤマアカガエルの方が産卵時期が早いため、丁度オタマジャクシが孵っている状態でした。
イメージ 3
ヤマアカガエルの幼生)
まだ完全に孵化し終わっているのではなく、大半は卵塊に包まれたままです。
しかし一部は外に出てきていて、周りを泳いでいます。まだ上手く泳げないようですが。
花も咲いていました。
ホトケノザは若干花の蜜の味がします。よく舐めてたなと懐かしんで味見もしました。
イメージ 4
ボールを投げたり、落し穴にはまったり、ノビルを齧ったりして結局1時間半くらい遊んでたかもしれません。

「ひょうたん池」のあとは「みや林」へ行き、何かないかと探しました。
みや林ではまだあまり生き物を感じられませんでした。まだ冬眠から完全に目覚めるには早いですからね。
そんな中、みや林のはずれにある「こころの泉」に行きました。
これはひょうたん池よりずっと小さい池で、最近はなぜか水が黒く、汚いです。
しかしカエルを発見したとしぐれ氏がいうので、道中拾ったすだれで池をすくってみると、予想外にニホンアカガエルの卵塊がありました。
イメージ 5
ニホンアカガエルヤマアカガエルとよく似ていますが、卵塊は結構形が違います。
ニホンアカは写真のようにかなり形がはっきりしていて、ヤマアカは卵を覆っているこの寒天質がやわらかくどろどろと水中で広範囲に広がります。
イメージ 6
ヤマアカガエルの卵塊 東京都八王子市撮影)
触ってみると感触が全く違い、ニホンアカガエルは固めのゼリーのようなさわり心地なのにくらべ、ヤマアカガエルはどろどろと溶けかけたようで、触った後手に粘液のようなものが付きます。

話をもとに戻してこころの泉。
といってももうすぐ散策も終了。この時すでに5時過ぎ。
2時間以上校内を散策していたようです。
いやぁのんびりできたなと部室に帰ろうとすると・ ・ ・ 部室に入る鉄扉が閉まってた……
どうやら部長(顧問のこと)の一人が鉄扉を閉めてしまったらしい。何しやが
しばらく途方にくれるも物理科教師の計らいで無事鉄扉を開けてもらい、荷物を取り出せました。

成果
ヤマアカガエルの卵塊 3
アズマヒキガエルの卵塊 1
アズマヒキガエル(成体) 1
ノビル 無数
すのこ 2
プラケース 1     等