桐朋生物部のブログ

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G戦場の我が家 ―アラタなる―

事件はあの夏で終わったはずだった
暗がりに雪が残り、芽吹きを待望する冬になっている…
そんな変化に彼らは順応し、

――我々の想像を超えた。

「ショックでした。まさか部室にアレの残党が…いや、より多く……」

だが、この事件の予兆が無かったわけではない。見過ごしていただけ。
これは2010年度に放送され、大きな反響を呼んだ伝説のドキュメンタリー「G戦場の我が家」のその後の急展開を記録したものである。


~シリーズ ゴキブリ問題について考える~
第…何回かはもう歴史の闇に埋もれてしまったが(これは生物部におけるGとの関係性の深さを如実に表している)、今回は生物部の部室でおきたゴキブリ大量発見をピックアップします。


まずこちらの写真を見て頂きたい。
イメージ 1
これは本日1月29日に部室の水槽の下から現れたゴキブリを撮影した写真である。

こればかりではない。
次の写真のように、このゴキブリは同時多発的に見つかったのである
イメージ 2
これでもなお、氷山の一角に過ぎない。
確認されたものだけでも十数匹に上り、水槽を動かした際であったため、引きずられた遺体が散らばった様はまさに地獄絵図であった。


これらのGの出所は不明である。思い当たることが多過ぎる。
しかし、僭越ながらこのドキュメンタリーを書かせて頂いているコムは、いくつかの断片的な記憶が蘇ってきたのだ


――ことの発端は2年前、かの「G戦場の我が家」が放送されたときに遡ると思われる
今回発見されたゴキブリは餌用として有名なレッドローチであろう。「赤い悪魔」と呼ばれ、デュビアと双璧をなす存在だ。
当時餌用の昆虫として、鳴かない・死なない・柔らかい、と三拍子そろったレッドローチが生物部内でメジャーなものだった
飼育している部員の家・学校で脱走する事件が連発するまでは。


そのころ、私は買ってきたレッドローチの箱をぶちまける事故を起こした。
それは思わぬ事故だった。ただし顧問マリオが迅速にことの消火にあたったためか、このことはその後被害は拡大しなかったように思われた

このことだけが原因ではないだろう。レッドローチ自体は部室でも飼っていたし、水槽の裏や教壇の下からコオロギの鳴き声が聞こえることもあったほど、虫の脱走は珍しい事ではなかった。

――それから2年の月日が経ち、冬の寒さも越えて、彼らは生き残り、増殖した。


もはや発生源がどこだとかいう話ではない
部室に定着しているのだろう。対処は全ての個体を捕獲する以外にない。

ここに来るまであったいくつかの予兆を見過ごしてきた我々は、もはやどうすることもできない事態をうんでしまった。
アラタなるG戦の幕開けなのかもしれない


今回のことから我々はGの繁殖力を侮ってはいけないということを学んだ。
今まで一度でも我が家で飼育していたGを脱走させてしまったという皆様、その悲劇の再来しうることを頭の片隅に置いて頂けたら幸いである。


~シリーズ ゴキブリ問題について考える~ 第?回「G戦上の我が家 ―アラタなる―」
今夜はこれにて失礼します。
あぁ、愛すべき我がレッドローチよ。永遠なれ!

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