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両爬調査 2013 6/16

どうも、コムです。ちょうど一週間前のことになりますが、ハグロトンボの調査と同日、両生類ハ虫類調査も行っていました。
 
10:00  集合
私の都合でいつもより1時間ほど遅めの集合でしたが、昼前にはやむはずの雨がまだ結構降っていました。
今回のメンバーは、デンドロビウム、エリィゼ、中一N、中一Ta、中一Toと筆者の5人。
中一が3人も来てくれたんで嬉しいのですが、あいにくの天気でしたね。
 
そういえば、中一の皆さんはこれが生物部での初採集になるんです。まぁ雨だからこそ、両生類は多くみられるかもしれないので頑張っていきましょう、と。
 
11:00  調査開始
ここで運のいいことに調査開始直前に雨がやみました。
そして雨が降ってやむという天気のおかげか、今回、調査としては珍しいデータがいくつか得られました。
 
一つ目は、シュレーゲルアオガエルの成体
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シュレーゲル自体は毎年観察できているのですが、
上陸した幼体ばかりなので、
成体が見られたのは成果です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
ピントはずれてますが、のどが膨れているのが分かるでしょうか。
 
かなり近づいても、鳴き止みませんでした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
他には、アズマヒキガエルの幼体が確認できました(写真を撮り忘れてしまった…)
ヒキガエルなんてどこにでもいそうですが、このポイントでは成体はほとんど見られません。しかし、今年は卵が確認できたうえ、幼体も見られたので、きちんと繁殖していることが確認できました。
 
これは観察している中一の様子。
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泥だらけになった人もいましたが、なかなか楽しんでくれたようでした。
 
他にも、モリアオガエルを確認。鳴き声だけでなく、姿が見られたのはなかなか珍しい
イメージ 3
 
後半は、少し日がでてきて、ニホンカナヘビ、ヤマカガシの2種の爬虫類を観察できました。
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実はニホンカナヘビ、この地点では初確認です。
ここは意外なほどに、トカゲ、カナヘビが見られなく(というより全く見られなかった)、ヘビの方が遥かに出会いやすいです。
 
13:00  解散
ぐるっとポイントはまわったので、これで解散。
新しく見られたものもあり、調査としても変化のあるデータが得られましたし、中一も反応が上々で安心しました。なんて言っておきつつ、モリアオやカナヘビには私が歓喜に騒いでいたような気もしますが。
 
今年は調査方法を考え直したいとも思っているので、今後も積極的に参加して、知って欲しいと思います。
 
 
〈成果〉
シュレーゲルアオガエル(成体、幼生、卵塊)
ヤマアカガエル(幼体、成体)
・アズマヒキガエル(幼体)
・ヤマカガシ
タカチホヘビ(死体)