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伊豆採集旅行3日目~海編~

こんにちは、Loachmanです。
この日の採集は海組と山組とで分かれて行ったので、海組だった自分は海編について書こうと思います。
 
海組のメンバーは、Funajiro,デンドロビウム,エリーゼ,Loachman,cider,アカハナ,セピアの7人(敬称略)。
 
はじめは歩いて磯まで行こうと考えていたのですが、あまりの暑さから、宿舎からだいぶ歩いたところのバス停でバスに乗り、目的の磯まで向かいました。
磯へ着くと、早速採集開始。
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磯の様子
海は水がとても澄んでいて綺麗でしたね。ただ、磯にはものすごい量のフナムシがいて、かなりカオスなことになってました。僕は今まであんなにたくさんのフナムシをいっぺんにを見たのは初めてです。もう二度と見ることはないでしょう。(できればそうでありたい)
 
いざ海へ入ると、たくさんの魚が見え、期待が持てます。
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海の中
わかりにくいですが、赤い丸がついているところに魚がいます。この赤い丸のあるところにいるのは、ニシキベラというベラの仲間です。この磯ではこういったベラの仲間が多く見られました。
ベラの他にも、チョウチョウオなどといった色のきれいな魚が多く、見ているだけでも楽しかったです。
いざ採集をしていると、こういった目視できる魚はほとんど網に入れることができませんでした。しかし、オヤビッチャなどといった今まで見たことのないような魚が多く見られました。
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オヤビッチャ死滅回遊魚※と呼ばれる魚で、黒潮に乗ってここまでやってきた魚です。
オヤビッチャの他にも、チョウチョウオの類も伊豆では死滅回遊魚となっており、夏場には多く見られるようです。
死滅回遊魚・・・黒潮に乗って伊豆などに流れ着いてしまった、熱帯・亜熱帯の魚のこと。
            水温 が下がってしまうと子孫を残すことができずに死んでしまうため、死滅と
            名前がついた。
 
潮がだんだん満ちてきたので、採集を終わらせ、採れた魚の判別をしていると、カエルウオがいました。
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自分はカエルウオを見るのは初めてだったので、かなり興奮しました。水中で地面を這うように泳いでいたのが印象的でしたね。
また、イセエビと思しきエビの死体が採れていたのですが、ここら辺にもいるのでしょうね。とても意外でした。
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イセエビ
採集を終わらせたあとは、潮が満ちてきたことによって居場所を失い、荷物置き場に向かって押し寄せてきたフナムシの大群を相手に一時間ほど奮闘したり、泳いだりしたあと帰路に着きました。
海が満ちているあいだ、沖の方は波が強くて、自分は高いところから見ていたのですが、その様子が深く印象的でした。自分たちがいた場所はかなり内側の方だったので、全然大丈夫だったのですが、海の力を強く感じました。
 
まあ、なにがともあれ、楽しい時間を過ごせました。では、さようなら
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成果
・イソハゼ
・ホンベラ
・ウバウオ
・ハオコゼ
ニシキベラ(視認)
・キュウセン(視認)
・クモハゼ
・アヤアナハゼ