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第3回 ホタル観察会

こんにちは、アカハナです。
先日行った両爬調査の後、同じ場所でほたる観察をしました。
メンバーは高2マンファリ、アンタ―、マサ、ヤッパノ、エリィゼ高1チャリンライダー、Loachman、中3アカハナの8人。
 
両爬調査を終えたアカハナは昆虫班の方々と合流。日が暮れるまで時間があったので周辺を散策。
すると、
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ヒバカリを発見。ヒバカリは他のヘビに比べておとなしい種なのでまったく噛もうとしてきませんでした。ときおり舌をチロチロ出していてとても可愛かったです。このヒバカリはしばらく戯れたあと山に返しました。
 
その後、暇つぶしの定番であるしりとりを開始。しかし、ただのしりとりではなく魚の名前限定。最終的にマンファリとチャリンライダーの一騎打ちになったところでLoachmanが合流。
 
さらにエリィゼが合流し、あとは日が暮れるのを待つだけ。結局あたりが暗くなったのは7:30頃でした。
 
そして懐中電灯をもってほたるの捜索を開始。結論から言うとホタルはすぐに見つかりました。
なにか緑色の光が眼の前を横切ったなぁ~、と思ったらそれがホタルでした。
目を凝らすと5匹ほど確認でき、すごく幻想的でしたね。
奥に進むにつれて見られる数は多くなり、地面にも数匹落ちていました。
 
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 初回の記事をご覧になればわかりますが、ゲンジボタルはもっと大きいんですよ。ただ小さいといっても1cmほどあって、それが光ながら飛んでるわけですからなかなか目立っていましたね。

ほたる観察を終えたあと夜中の両爬観察を開始。昼間見られなかったモリアオガエルを見ることができました。
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さわった感触としては背中側はざらざらしていましたが腹側はもっちりしていました。また吸盤の粘着力がすごくてびっくりしました。
 
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樹上性なだけあって見つけた個体も木の上にいました。我々が発見したときはちょうど繁殖のためにオスがメスを呼び込んだときらしくオスがメスの背中にしがみつこうとしていました。
 
そして卵塊も。 
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モリアオガエルは水辺に向かってせりだした木の枝に卵を産みます。せり出したこの卵塊は最初は粘度があり柔らのですがのちに固くなります。その後、中で十分に育ったオタマジャクシは卵塊の真下、もしくは周辺の水辺に落下します。
そのためこの卵塊も木の枝についていて近くに水場もありました。
 
他にも、
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トウキョウサンショウウオ(幼生)
このあと幼生は上陸しそれにともない外鰓もなくなります。そろそろ上陸してもいい時期なのですが残念ながら目にすることはできませんでした。
この幼生たちは昼みたときよりも活発に動いているように見えました。さすが夜行性。 
 
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シュレーゲルアオガエルの上陸直後の個体。まだ尻尾が残っています。サイズとしては親指ぐらいでした。
 
両生類以外では、
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クロスジヘビトンボ(上陸間近)
普段多摩川で採れているヘビトンボより頭の部分が黒いようにみえました。
 
9:30頃には観察を終え後は流れ解散となったのでアカハナは帰りました。ホタルは久々に見たのですがやはりきれいで感動しました。
両爬観察も昼間では見られない生き物たちの一面が見れてとても楽しかったです。
来年もまたきたいな。
 
それでは、さようなら。