桐朋生物部のブログ

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念願の初大規模アマモ場採集ψ(`∇´)ψ

どうもデブケンです。
夏休みに入りつつあり、暇が増えブログを書くことがより楽しくなってきました( ^ω^ )
まだ紹介していない水槽もあるので近いうちに書いていきたいと思います。

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興奮してやまないジョニー
中一はドン引きです( ゚д゚)
さて、今回は見ての通りアマモ場に行ってきたのですが、なんと行きたいと言ってくれたのは中一でした。なんと取りたい生き物がいるよだとか。(後に去年から私が追い求めている生物と同じことが判明、勿体ぶって後で説明します
(´・Д・)」

メンバーはジョニー、w.net、中三、新高1K、中一、そして私です。

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何とも穏やかな海。手前は全て海藻です。
これ全部アオサという緑藻で、数十年前まではこれが大量発生してアオサの養殖場かと間違える程だったかとか。

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必死に上から網を下すジョニー、写真を撮られているのに気付いたのか不自然な形に。( ゚д゚)

早速中に入り網を海藻をガサガサすると

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ちっっさいニクハゼの幼魚?が取れました。
この時期群れで泳いでいるようで数十匹で泳いでいるのを見かけます。

水面を見ていると何やら黒くて細い物が…魚かな?


なんて思うことも多々あるのですが、大概ゴミで今回ヤバイ採集かもと思った時。
目の前を何やら黒くて細い物が…
何とイカでしたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
一発目は墨とジェット噴射で交わされたのですが~~~二発目でGET!

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可愛らしいイカの赤ちゃん!(*☻-☻*)
と、思った方もいると思いますが、これでも
バリバリ大人のイカなんです。(・Д・)ノ
ヒメイカという種類で、アマモ場ではほんの少し見られるちょっと珍しいここのマスコットです。
面白いことにこのイカ、あることで世界一なんですよ。もうお判りですよね?
世界最小のイカなんです!日本の東京湾でこんなの取れちゃうんですよψ(`∇´)ψ
最大でも5cm程とコウイカなら赤ちゃんでこのサイズより大きいですよ(笑
世界最小以外にもイカ自体がとても短命(1~2年)中、さらに短命で寿命3ヶ月というとてつもない短さなんです。研究によると1年に2~3世代交代してるそうです。生まれてから3ヶ月で子孫を残す…濃い3ヶ月ですね…(ー ー;)

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ちなみにコウイカ、普通のイカよりズングリとしていてデブ好きの私からしたらとても可愛いです。このアマモ場もこんな砂場なのでいると踏んでいたのですが、ビンゴだっだようで
w.netが「デケェイカがいたけどありゃ無理だ」
と、言っていました。どのコウイカも大人なら
50cmを超えますからねσ(^_^;)

うんちくはこのくらいにして(笑
新高1の野蛮さがここでは大活躍、漁師さんの様に潜ると大量のエビ、カニ、カイを取りまくってました。

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中にはホンビノス貝も!初めて自然の個体をみました。
カニでは

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(写真撮り損ねましたすみません
イソクズガニでしょうか。
部室のモクズショイと同じく海藻でカモフラージュするタイプのカニですね。基本的にどこにでもいます。ショイサンの方が珍しいし可愛いですね
(個人の感想です)

さらにさらに私は初めて見ました。

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ウミナメクジ!まんまですね(゚o゚;;
グリーンバージョンもいてとても綺麗でした。

この後、足に硬い感触があるのですが、全てアサリという事がわかり皆んなで網で取る珍しい潮干狩りをすることに。
こんな綺麗な貝も

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そんな中、w.netはヒメイカを捕獲。
同じく柴もいつもの一番最後までやる、という根性のおかげで見事ヒメイカを捕獲。
ヒメイカはアマモ場にしか生息しておらず、数も少ない事もあってかあまり知られていませんね。

ほぼ、魚採りでは無く海水浴としてメンバーも満喫したよう。私からしては魚はいつもより少なくても新しい生物が5種類程見れたのでそれ以上に楽しめました。

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帰り際、アカエイに遭遇、これは子供の写真なんですが成魚の大きく、二倍はありましたね。アマモ場と言えど下は砂。エイの尻尾には毒があるので注意しなければ…

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沢山取れたのですが、全部持ち帰っても死んでしまうので貝はこれくらいにしました。
これは弱ってる貝と元気な貝との見分け中で、元気な奴はすぐに潜ろうとするのでそいつを捕まえて……

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飼育水槽にボチャン。水を綺麗にしてもらいます。

最後に!
初めにお話した目標の生物。
それは…

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ずばり、ミミイカです!名前の通りミミがミッキーの様に巨大です。(耳に見えますが、ヒレです。)
小型のイカで、アマモ場に生息しイカの中でも
変な奴で砂に潜ります。とても可愛いらしいので一度は必見ですね。今度、このイカを何度も見たという麻布高校の皆様と採集に行くのでとても楽しみです。次回こそは……
閲覧ありがとうございました!