桐朋生物部のブログ

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G戦場の我が家

夏は生命のあふれる季節。
野には緑が輝き、鳥たちが飛び交う…
そしてそんな変化は人間の家の中にまで及ぶ。

「ショックでした。まさか家の廊下でアレを見ることになるなんて…」

だが、それは必ずしも人間にとって歓迎すべき自体とは限らない。
これはある生物部主将の実体験をもとに書かれたドキュメンタリーである。


なぜ、Gの脱走を防ぐことができなかったのか? 我々はこの事件から何を学ぶべきなのか?

~シリーズ ゴキブリ問題について考える~ 
第三回(※1)の今夜はmomo宅で起きたゴキブリの大量脱走の謎に迫ります。

まずはこちらの写真を見ていただきたい。
これはmomoの自室の壁を徘徊しているゴキブリを撮影した衝撃的な写真である。
イメージ 1

こればかりではない。
以下の写真のように現在momoの自宅では至る所でGが見られるという異変が起きているのである。
イメージ 2

これらのGの出処は明白である。momoがペットのヒョウモントカゲモドキの餌として飼育しているレッドローチが脱走したのだ。現在、momoの自室では大人のレッドローチと1~2齢のものを別々のプラスチックケースに入れて飼育している。
しかし、厳重にケースに入れられている彼らがなぜこうも大量に脱走するという自体が起きているのだろうか?
しかも脱走しているのは決まって1~2齢の子供ばかりである。

そこでひとつの仮説が浮かび上がってくる。
つまり、何かの拍子に脱走した少数の大人Gが家のどこかで卵を産み、そこから爆発的に子供が増えてしまったということだ。

そうだとすれば一刻も早く大元の卵及び親を氷殺しないと今後も被害が拡大するおそれがある。
戦慄が走ったその時、信じられない光景が目に飛び込んできた。
イメージ 3

おわかりだろうか? そう、Gがプラケースの側面をよじ登っているのである。
この瞬間、誰の目にも明らかに答えが突きつけられた。
つまりGははじめからケースなど簡単に脱走出来たのだ。
子供のGにはこの壁面さえ登り切ってしまえばフタの隙間を通り抜けるなど朝飯前である。

なにはともあれ原因が究明できたので、対策は簡単である。
フタとケースの間に新聞紙を挟んでしまえば、脱走する隙は完全になくなるのだから。
紙があって、よかった。
イメージ 4

こうして我が家のゴキブリ騒動は幕を閉じた。
まだ残党はいくらかいるだろうが元々いるクモとかに食べられて自然淘汰するだろう。

しかし今回の事件で大きな反省点も浮かび上がってきた。
それはGの機動力を侮ってはいけないということだ。Gを飼育する際は脱走には細心の注意を払う必要がある。
さもないと今回のような残念な結果になりかねない。Gをご自宅で飼われる方はくれぐれもご注意を。

~シリース ゴキブリ問題について考える~ 第三回 「G戦場の我が家」 
今夜はこれで失礼します。

イメージ 5

  おわり                               製作・著作
                      TBC

※1 ~シリーズ ゴキブリ問題について考える~ 第一回、第二回は一般には公開しておりません。ご了承ください。