桐朋生物部のブログ

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アブラハヤ

どうも、アメフラシ改め、Laohです。事情により名前をかえさせてもらいました。
 
さて、新しい企画として、淡水魚図鑑を作ろうと思います。僕らが今までに様々な川でつかまえた魚を紹介していくというものです。以前にドンコを紹介しましたが、それは気にせずに…。別物として後日書き直します。図鑑ということなんで、いつものダラダラした書き方ではなく、図鑑っぽいシンプルな書き方で統一していきたいと思います。その方が楽だしね!
 
基本的に、山と渓谷社さん出版、「ヤマケイポケットガイド⑰淡水魚」を参考にしてこれから書いていきます。
 
さあ、記念すべき第一回は、どんなに魚がいないときでも必ず捕れる、生物部員の頼みの綱、アブラハヤです。大漁のときはどうでもいい扱いを受けます。
 
【アブラハヤ】
・全長…13㎝。10㎝越えは少ないが、5㎝前後なら多摩川羽村や青梅では季節問わず、いくらでも捕れる。私Laohが行ったガサガサ採集で、アブラハヤが捕れなかったことはないと言っていいだろう。それぐらいどこにでもいる魚なのである。
 
・分布…本州(青森県福井県岡山県)
 
・生息域…上流~中流、湖沼。よく似たタカハヤと分布が重なる場合は、より下流に生息する。
 
・名前の由来…体表が油のようにヌルヌルしていることから。
 
・見分け方…若干黄色みがかった地に、黒い縦帯が一本入る(ちなみに、魚の縦縞・横縞は、魚を縦向きにしたときにどっち向きに入るかで区別する。普段魚が泳いでいる状態での縦・横ではないので注意)。「アブラ」と付くだけあり、他の魚に比べて少しヌルヌルしているのも判別の材料。タカハヤという魚と非常に近縁なため、この2種の区別はとても難しい。地域変異も大きく、「タカハヤっぽいアブラハヤ」や、「アブラハヤっぽいタカハヤ」などもいるため、判別は困難を極める。生物部では、なんとなく縦帯っぽいものがあったらアブラハヤとしている。
 
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