桐朋生物部のブログ

桐朋生物部の活動をまとめたブログです。Twitterもよろしく♪

桐朋生物部

エンゼルフィッシュ

 エンゼルフィッシュ、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか?飼っている方も多いはずです。自分が初めて飼った熱帯魚もこのエンゼルフィッシュでした。普通の人たちからしたらエンゼルフィッシュはアイドルになるんでしょうが、生物部では結構地味な存在になってしまっています。ヒョウモンとか、アロワナについ目が行ってしまいますね。もちろん世話はちゃんとしてますよ。
 
今生物部にいるこの2匹のエンゼル、実は訳アリの奴らなんです。「お魚ポスト」というところから引き取ってきました。まずは「お魚ポスト」について説明します。
 
「お魚ポスト」というのは家で飼えなくなってしまった魚を引き取ってくれるいけすのようなポストです。家で飼えなくなる理由は、「大きくなって水槽が用意できない」、「餌代がかさむ」、「繁殖しすぎた」、等様々です。ただ共通しているのは人間の勝手な考えで魚を捨てているということ。生物部では昨年からそういう魚たちを預かるという活動をしています。
 
魚だけではなく、生き物を飼う際は最後まで面倒が見れる環境を整えてやってほしいですね。飼えなくなったから、捨てるというのはあまりに無責任です。ただ、ポストに預ければその後の命の保証があるので、そこら辺は難しいですね。でも確実に言えるのは、ポストは気軽に魚を預ける場所ではないということです。そうなると、近くの川に逃がす人が出てきます。多摩川ではガーとかピラニアが捕れたことがあるらしいです。日本の冬は寒いので、多くの熱帯魚は冬を越せないと思いますが、もし一部の魚が冬を越し、繁殖なんてしたらそこの生態系はむちゃくちゃになります。川への放流も絶対やってはならないことです。
 
毎年お魚ポストには相当な数の魚が預けられているらしいので、これからもうちの生物部ではできる限り引き取って行き、捨てられた魚たちを守っていこうと思います。このブログを読んでくださっているみなさん、生き物を飼うときは最後まで責任持って面倒を見てやってくださいね。
 
イメージ 1
 
イメージ 2