桐朋生物部のブログ

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サンショウウオなど観察

桐朋では今日から夏休みです。
しかし夏休み一歩手前。7月12日の採集記の話をしたいと思います。
 
というわけで、
どうも、コムです。
山を登り、サンショウウオを主な目的とした観察をしてきました。
 
8:00  集合
メンバーはFunajiro、コム、アカハナ、セピア、ペータ、中一To、中一Taの7名
サンショウウオ観察にしてはなかなかな人数です。
 
10:30  目的地到着
目的地につくまで、長距離を炎天下で山登りしたわけで。体力的にも少しバテはじめていましたが、ようやく沢に到着。
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(この崖を超えれば目的のポイント)
 
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(採集風景)
流れの落ち込みの、浅い池状の場所に多くのヒダサンショウウオの幼生を見ることができました
一度に2,3匹が網に入ることもちょくちょくあります
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(ヒダサンショウウオ幼生)
かなりの匹数がいるので、一か所で30分ほど粘りますと、合計51匹もの幼生が!
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いやぁヒダサンショウウオ幼生をこんなに見られたのは初めてです
今回がサンショウウオ観察に初参加となる、中一、中二のみなさんもそれぞれ何匹もとれていて満足のいく成果だったのではないでしょうか。
ただいつもサンショウウオ観察がこんなにうまくいくことはないので、他の場所でとれなくともがっかりしないでね
 
 


さて、今回見られたのはサンショウウオだけではありません。
まずは他の両生類から
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(タゴガエル)
沢沿いを歩くと発見できます。
また、タゴガエルのものと思われるオタマジャクシも多数生息していました。
 
次。
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(アズマヒキガエル
このヒキガエルは赤みの強い個体ですね。さすが山地ということでしょうか。
 


昆虫としては、沢に羽虫やハエは無数に飛び回っており不快だったうえ、ハチも多くあまり夏に来るもんじゃないなと個人的には思ったものですが、
カブクワ系に限定すると、とれたのはアカアシクワガタ
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プロデューサー…じゃないや、アカハナが拾ったよう
私は知識がほぼないのですが、昆虫班員にきいてみるといいサイズだそうです。
それを斜面に投げ捨てたのはさすがですね。
 


次は哺乳類。
哺乳類は普段の採集ではまずみることができないのですが、今回は2種。それもイタチとかネズミとかじゃありません。
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ひとつめはニホンザル。見づらい写真ですみませんが、中央部に2匹映っています。
キィキィ鳴きながら、群れで林道をわたっていました。
なんかもう、驚きですね。サルかぁ…。いやまぁいるのでしょうけど、実際みるとなぜか笑っちゃいます。
 
帰り道に斜面で見られたのはカモシカ
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まとめてみると、色々な生き物を見ることができ、充実したものになったと思います。
夏の山登りは結構つらいのと、ハチに刺された人が2名ほどいたり、バスに乗り遅れて1時間以上待ったりとマイナス要素もありましたが、全体的な成果は上々。
中学生は初めてのサンショウウオだったと思いますが、失敗しなくてよかったと、私としては正直ほっとしています。
 
冬になると別のつらさがありますが、ぜひ積極的に参加してもらいたいですね
 
 
成果
・ヒダサンショウウオ(幼生)   52
・アズマヒキガエル  2
         幼生  無数
・タゴガエル  2
     幼生  30ほど
(ナガレタゴガエルが混生していた可能性もなくはない)
 
ニホンザル  10ほど