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カエル解剖実習

どうも、コムです。
本日はお日柄もよく、恰好の解剖日和でしたのでカエルの解剖実習をしました。
 
※解剖中の画像もあります。苦手な方はご注意ください。
 
さて、今回のカエル解剖は主に中一と中二を対象に、生物部としての基本的な経験になればということで。
例年一年に一度は解剖をするのが恒例ですし。
 
今回解剖したのはトウキョウダルマガエルなどのカエル
イメージ 1
トウキョウダルマガエル、ツチガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエルの計15匹を用意。
ツチガエル、ヤマアカガエルは小さいので手本として見せるために用いました。
 
イメージ 2
14:00  説明
私とマンファリさんで、まず解剖の方法を説明しました。
個人的にはカエルの解剖は3回目となりますが、一応失敗はしませんでしたのでほっと一息。
さぁ次は実際に実習の時間です。
 
 
使用した道具
・解剖バサミ  ・ピンセット  ・マチ針  ・生理的食塩水(0.65%)  ・トレー  ・電気ピンセット
・光学顕微鏡  ・実体顕微鏡  など
 
 
14:20  解剖実習はじめ
解剖をはじめるにあたり、最初に頭部を切り落とすのが生物部流。
エーテルなどの麻酔を使うことが一般的ですが、まぁ持っていません。
 
そして腹部から皮膚を切り、開いていきます。
イメージ 7
(ツチガエル解剖)
 
イメージ 6
(観察中の部員)
 
イメージ 8
(下半身の筋肉)
皮膚を剥がし、筋肉や坐骨神経の観察も行います。
電気ピンセットで神経を刺激すると、筋肉が動くという反応も実際に部員それぞれにやってもらいました。
 
また今回は高校生の多くが解剖をしませんでしたので、同時進行で顕微鏡を使った観察を。
具体的には赤血球や卵、水晶体など。
いろいろ試してやっていました。
イメージ 9
(卵)
地味な卵の画像しかもっていなかった……
赤血球はわざわざ酢酸カーミンで染色もして見たので、ヒトとは異なって赤血球に核がある様子がよく見え、よい試みだったと思います。
 
 
解剖の際には恒例になったスケッチももちろんやりました。
その中の一部をここに載せます。
イメージ 10
(中三 Loachman)
 
イメージ 3
(中一 T1)
 
イメージ 4
(中一 T2)
 
イメージ 5
(高一 マンファリ)
 
16:30  終了
一通り観察を終えて、片づけ。
 
カエルの解剖がはじめてという人にとっては新鮮だったと思いますし、他の人も顕微鏡での観察やふくらんだ肺など初めて見るものもあり、楽しめたのでは?
いい経験にもなったかと。
 
今回の解剖も顧問の先生には様々にご協力いただきました。そして何より解剖したカエルたちに感謝したいと思います。