桐朋生物部のブログ

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集い 質問への返答

はい。アンターです。昨日に集いの記事を書きました(2つ前の記事)が、その発表の時に参加校の方々から頂いた質問・感想への返答をさせていただきます。
また、たくさんのコメントをいただいたので、今回は一部のコメントに絞らせていただきます。というわけでご了承いただきたいなぁと思います。
 
Q1
図2(Jolly-Seber法の年ごとの比較のグラフ)で、8/9 2012年度と2013年度で数値に差があるが、何か環境への影響はあったのか?
 
A1
8/9に限らず、2013年度は2012年度と比べて全体的に少な目の傾向にあります。考えられる要因としては2013年度の調査の前に、用水路の工事を行っていたということです。これの影響で用水路に水が供給されなくなってしまったことがあり、ヤゴの生育に影響が出たのではないかと考えています。
 
 
Q2
結論に書いてあるハグロトンボが指標生物として適している理由等はもっと前に書くべきだと思う
 
A2
ご指摘ありがとうございます。たしかに今回の発表ではなぜハグロトンボを使用したのかについての説明が後回しになってしまっていました。
 
 
Q3
3年間の調査だけでは確実にハグロトンボが発生するとは言えないので、今後も同じ実験を続けたうえでの正確な結果が知りたい。
 
A4
たしかに3年間の調査ではまだ確実ではない部分や、不明な点も数多くあります
。くにたち郷土文化館さんの主催で行われる調査は今回の3年間のみですが、来年度も桐朋が独自に調査を続けていく方針です。
 
 
Q5
ハグロトンボの調査をすることが府中用水の環境を知ることとどうつながるか、またなぜハグロトンボを調査の対象としたのかという疑問を最初は持ちましたが、発表を聞いて指標生物であるからと分かり、とても納得できました。
また、今まで虫に関する研究をしてこなかったので、私にとってはとても新鮮なものばかりで良い勉強になりました。
また、個人的には、指標生物について教科書などの中で見たことがあっても、今回の発表を聴いて、理解を深めることができました。
今後も研究をつづけなさるのであればですが、府中用水の環境に変化がみられることなどがあれば、ハグロトンボにどう影響するか、見てみたいです。
 
A5
長いコメントありがとうございます。今後も調査を続けていく方針なので、また発表できる機会があれば発表したいと思います。
 
イメージ 1
ちなみにこの絵も参加校の方が質問シートに書いてくださったものです。
 
 
ほかの質問は、内容が重なっている部分などがありましたので、省略させていただきました。