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琵琶湖採集旅行(春) 3月28日

こんにちは、Loachmanです。
この前の琵琶湖採集旅行の続きを今日は書いていこうと思います。
 
メンバーは、前回の記事と同様、コム,アンター,バラムンディ,チャリンライダー,
Loachman,アカハナ(敬称略)です。一人だけアルファベットの名前ですが、まあ気にしません。
 
この日は、普段の夏合宿で生態調査を行っている琵琶湖流入河川の地点より、さらに上流へ採集しに行きました。今まで、調査地点よりも上流へは行っていなかったので、今回は初の試みということです。
しかし、調査地点よりさらに上流部となると、泊っている宿から非常に遠いため、今回は貸出自転車を借りて採集地まで行きました。
 
自転車を借りたら、川沿いを比較的ゆっくりと進んでいきます。この日はとてもいい天気だったので、自転車をこいでいて非常に気持ちよかったです。だいたい10分くらいしたところで、採集ができそうな場所を発見。
さっそく採集を開始。
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採集風景
採集を開始して早々、シマヘビの死体を発見。その後も生きたシマヘビを確認することができました。この日は天気が良かったから、日光浴をしていたのかもしれません。
両生類・爬虫類では、他にも大きなニホンイシガメやツチガエルが確認できました。
イメージ 3
ニホンイシガメ君
 
魚類のほうはといいますと、クロダハゼを中心にカワムツやドジョウ種群などが多かったですね。夏では見られない、マスの仲間の幼魚も何匹か確認しました。ただ、種類は今のところ分からないので、分かり次第報告したいと思います。
イメージ 2
サケ科の幼魚
また、今回は普段の調査を確認することのない、タカハヤも3匹確認できました。この川の上流部ではもしかしたらタカハヤが多く生息しているのかもしれません。
確認することが少ない種だと、チャリンライダーがアカザを1匹捕っていました。石の下にいたのが捕れたようです。
 
1時間ほどで採集を切り上げた後は、上流のほうへ川沿いをさらに進んでいきました。また10分ぐらいしたところでいったん川に入ってみましたが、何もいなかったので、しばらく休憩したあと、宿舎へ戻りました。関係ないですが、バラムンディとかは笹船を作って川に流してましたね。船が流れる様子を見るのはなかなか楽しかったです。
イメージ 4
川の上流
ちなみに、宿舎に帰るときは行きの時よりもみんな自転車をこぐのが早かったですね。特にチャリンライダーはすごい早かったような気がします。まあ、自分が遅かったというのもあるかもしれません。
 
宿舎に戻った後は、のんびりと過ごしてから夕食をとり、夜間採集へ。
夜間採集では、おなじみブルーギルが多かったですが、カジカなども確認できました。また、産卵時期なので、岸辺によって来ていたイサザも2匹捕ることができました。春の琵琶湖ならではですね。
 
夜間採集が終わった後は、しばらくしてから就寝してこの日は終わり。
29日に続く、、、、
 
イメージ 5
タカハヤ
イメージ 6
アカザ
<成果>昼
「魚類」                     
カワムツ・・・15
・ドジョウ種群・・・26
・ヨシノボリ類・・・39
・アブラハヤ・・・2
・タカハヤ・・・3
・サケ科の稚魚・・・3
・スナヤツメ(北方種or南方種)・・・3
・アカザ・・・1
「両生類・爬虫類」
・ニホンイシガメ・・・1
・シマヘビ(生体)・・・2
・シマヘビ(死体)・・・1
・ツチガエル・・・たくさん
・オタマジャクシ・・・1
 
ブルーギル・・・10
・マス科の稚魚・・・3
・イサザ・・・2
・ヌマチチブ・・・1
・カジカ湖沼型(ウツセミカジカ)・・・4