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2014年度 ハグロトンボ調査⑪

どうも、初めまして。アトラタです。初投稿です。

今日は台風18号のため、休校です。ようやく晴れてきましたが、昨晩辺りから凄い雨でしたね。
今週のハグロトンボ調査は出来ませんでしたが、先週実施した調査の報告をしたいと思います。

参加したメンバーはマンファリ、アトラタ、中一Kの3人。
…少ないです。そしてこの少ない人数でも問題なく調査が進むほどにハグロトンボがいないのも悲しい。

3人中2人が遅刻しましたが、いつも通り調査開始。

府中用水に着くとまず最初に目についたのが水量の少なさ。ここは農業用水なので、季節によって水量が変化します。これに伴ってハグロトンボが産卵出来るような水面近くにある水草の位置も変化するため、ハグロトンボの移動に関わっているかもしれません。
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ハグロトンボよりも先に捕まえたのは秋を感じさせる赤とんぼ。夏もいましたがね。
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ノシメトンボのメス。産卵中に失礼して捕獲。分かりにくいですが腹の先に卵が付いています。
ここには何種類かの赤とんぼがいるのですが今回捕まえたのはコイツだけでした。

少し進むとハグロトンボがちらほら。まだ発生が終わったわけではないですが、ピークは過ぎてしまったようで、成熟個体・再捕獲個体がほとんどを占めています。
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オスの成熟個体。未だにマーク数が200匹を越えていないのが悲しいところ。

中一K君もこの前購入したピカピカの新しい捕虫網を振るってハグロトンボを捕まえてました。まだ網のたたみ方には慣れていないようで、何度も教えても四苦八苦していましたが、そのうち出来るでしょう。

さらに進むと、ハグロトンボが何匹もいる場所が。
しかも交尾、産卵をしている個体も!
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といってもこのペアで積極的なのはオスだけでメスはあまり応じてない様子。トンボもトンボで大変なのでしょうか…
因みにこのペアかどうかは分かりませんが、帰りにこの辺りで綺麗なハートマークになっている個体を見かけました。

中一Kがマンファリの貸したシャーペンを用水に落とすなど一悶着ありましたが、そうこうしているうちに、小さなイトトンボを発見。
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アオモンイトトンボのオス。ちっちゃいので捕まえるのに苦労しました。小さい上に翅が透明で目立ちにくいのも原因でしょうか。

そんなこんなで調査終了。
今回の成果は新規個体6匹、再捕獲個体13匹の計19匹でした。かなり少ないですね。
今日の台風もありましたし、次回の調査では確認できるか怪しいかもしれないです。
もし確認できなかった場合、今年度の調査は終了し、本格的なデータの整理・分析をしていきたいと思っています。

それでは、初投稿のアトラタがお送りしました。