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夏琵琶湖② 採集!!

こんばんは、ジョニィです。更新が滞り申し訳ありませんでした。m(_ _)m
さて、琵琶湖合宿の2日目について書いていきましょう。
といっても、タイトルにもあるようにひたすら採集です。

〇昼
最初に行ったのは駅前のポイント。早速毎年おなじみのハスくんと初日からご対面です。
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ご対面。
部員が川に入り採集を始眼用としたその時何かが彼の網に飛び込んできた。何だろうと思った彼は、まだ水に入れてすらいない網の中を覗き込んだ。すると20cmはゆうに超えた魚が飛び跳ねている。この魚こそハスである。
ハスは色々とキャラの濃い魚ですがさすがに空中の網に飛び込んでくる魚がいるとは考えもしませんでした。
かくしてあっさりと1匹目のハスを桐朋生物部は手にし、更なる成果を求めて採集を続けるのであった。
ここでちょっとハスという変わった魚について簡単に紹介しましょう。(ご存知の方は読み飛ばしてください。)
一番の特徴は口です。途中で折れ曲がった口は横から見るとNのような形をしており、捉えた魚を逃がさないように進化したそうです。
そして2つ目は魚を好んで食べる性質で、これはハスの属するコイ科という仲間でも珍しい特徴なんです。待ち伏せ型ではなく追い回すので泳ぎがものすごく速い。
このように変わり者のハス君ですが琵琶湖固有種なので合宿限定で見ることができるというわけです。
ハスの話はこれぐらいにして次に進みましょう。
例年通りアユが大漁でしたが気がかりなことも...。
それは特定外来生物コイツ。
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湖にはもとから多くいるのですが川では最近多い気がします。
可愛い顔してますがリリース(捕った生き物を逃がすこと)してはいけません。

ところで、「特定外来生物」とは何かご存知ですか?
 特定外来生物とは、環境省によって「外来生物法」に指定されている生き物のことです。この法律、主に外来生物の飼育・放流・輸入を禁じている法律です。でも殺すの可哀想だしこの法律ならリリースは大丈夫じゃないの? と思うかもしれません。
 
しかしまた別の決まりがあるんです。それは滋賀県の条例滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」。長い名前ですが簡単にいえばリリースだめですよという条例です。
というわけでここは滋賀県なのでこの子を生きて帰すことはできませんでした。。。ゴメンね....。

こんなかんじで午前の採集は終了。計測中にたけずが大きめのシュレーゲルアオガエルを捕っていました。
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午後はもう少し上流の場所で採集をおこなったが午前を超える大きな成果はなし。敢えて言うならヒワラ(琵琶湖のギンブナ)くらいでしょうかね。

〇夜
この日も史上初魚ゼゼラが見られました。そしてこの日のイベントはスジシマドジョウでした。
第一発見者は海でもその超視力を惜しみなく発揮するW-Net。アカハナやputeraと協力して追いつめ、遂に採集に成功しました!!!!

今年の琵琶湖は夜間採集が豪華な顔ぶれですね。
あー思い出すだけで疲れた1日でした。続く